長年、自己流の食事制限とリバウンドを繰り返し、心身ともに疲れ果てていた私は、30代の最後に「医療の力を借りる」という大きな決断をしました。選んだのは、都内の美容外科が提供する医療ダイエットプログラムです。それまで私は、病院で痩せるということは、重篤な病気を抱えている人のためのものだと思い込んでいました。しかし、健康診断では特に異常はないものの、どうしても落ちない下半身の脂肪や、年齢とともに緩んでいくお腹周りに絶望していた私は、自費診療という形でプロの介入を求めることにしたのです。初診のカウンセリングでは、自分のなりたい姿を詳細に伝えました。医師は私の皮下脂肪の厚さを測り、筋肉量や基礎代謝量を分析した上で、脂肪細胞そのものを破壊する医療ハイフと、自宅で継続できるGLP1受容体作動薬の内服を組み合わせたプランを提案してくれました。正直なところ、1ヶ月で数十万円という費用には躊躇しましたが、これで長年の悩みから解放されるのであれば、自分への投資として決して高くはないと考えました。治療が始まってまず驚いたのは、その「楽さ」です。GLP1の錠剤を毎朝1錠飲むだけで、あんなに執拗だった甘いものへの欲求や、深夜のドカ食い衝動が嘘のように消え去ったのです。無理に我慢している感覚はなく、自然に「もうお腹がいっぱいだ」と感じられるようになりました。並行して受けた医療ハイフの施術も、わずかな熱感がある程度で、ダウンタイムもなく日常生活を送ることができました。3ヶ月が経過した頃、私の体重は8キログラム減少し、何よりも驚いたのは、長年コンプレックスだった太ももの外側のラインが、運動では決して成し遂げられなかったほど滑らかになったことです。美容外科での医療ダイエットを経験して私が感じたのは、意志の強さに頼らないアプローチがいかに精神的な余裕をもたらすかという点です。もちろん、薬の副作用として初期には軽い吐き気を感じることもありましたが、医師がいつでも相談に乗ってくれる環境があったからこそ、安心して続けることができました。現在はプログラムを終了し、学んだ食事の適量を守りながら体型を維持しています。もし、あなたが自分の姿を鏡で見るたびに溜息をつき、自力での解決に限界を感じているなら、一度美容医療の専門科を受診してみることをお勧めします。そこには、単なる痩身を超えた、自分自身を再び好きになれる新しい自分への扉が開かれているのです。